太陽不平おかし-お菓子のギャラリー 五家寳 松籟 月

五家寳 松籟 紅葉屋本店
五家寳 松籟 紅葉屋本店
五家寳 松籟 紅葉屋本店 パッケージ
五家寳 埼玉県 熊谷
上質の和三盆糖と高価な青大豆を用いて作られている。 青大豆の鶯色で松風をイメージした上品な甘さの五家寳。
紅葉屋本店

五家宝
埼玉県熊谷の伝統銘菓。
米ときなこ、水飴を原料とする。もち米を粉にひき、湯を加えて練り、蒸してから上白糖を加えながら臼でついて餅とし、のし棒で薄く伸す。これを乾燥させてから切断機で米粒より小さく砕き、釜で煎ってあられとしたものがタネである。大豆を煎って、製粉機ですりつぶしたきな粉と、グラニュー糖、上白糖、水飴を煮た蜜を作る。蜜はきな粉用とタネ用の2種類が用意される。きな粉に蜜を加えてこね、のし棒で伸して生地とする。次にタネにも蜜を加えて円筒状にまとめる。円筒状のタネをきな粉生地で包み、より板(のし板)で長く丸棒状にのばし、最後に5.5cmくらいに包丁で切断して五家寳が作られる。店先からきなこの香ばしい香りがふよふよと漂うので、「埼玉の音風景・かおり風景10選」の1つに選定された。
歴史
江戸時代中期に北関東で作り始められた。熊谷では、文政年間(1818~1829)に「五嘉棒」の名称で売り出された。文献では、大田南畝(蜀山人)の「奴師労之」に「武州忍領北秩父辺の菓子五かぼう」が友人から送られたことが記載されている。五家寳の基は、天保14年玉井村(現熊谷市)の高橋忠五郎によって工夫されて作られ、明治期以降に現在の五家寳となった。
『熊谷百物語』(酒井惣七(天外)著,明治45.5)では、熊谷名物の筆頭に「一口五嘉棒、五嘉棒」が挙げられている。
▼一口五嘉棒 老舗風間堂の製造先づ第一位であろう上品で體裁共に佳良原料の精撰共に宜しきを得て居る
▼五嘉棒 元祖水戸屋の製造は名物たるに耻ぢず近年大に聲價を高めて更に發展した過般名古屋の共進會に出品し全國菓子界の第一等金牌を賜はつた程であるから説明の要はない淡泊美味滋養に富んで居る
(熊谷百物語 前編 二 名物)

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